A・B「どうもー」
A「最近、趣味で転売ヤーを始めたんだよ」
B「それ趣味にしてるやつは珍しいね」
A「もうガンガン仕入れてガンガン捌くからね」
B「趣味っつうか仕事じゃないそれ？」
A「そんなことないよ儲けほぼないし」
B「またまたー、そんなこと言って結構儲けてるんじゃないの？」
A「いやまじで、トントンくらいっつうかどっちかって言うとマイナスだよ」
B「え、なにそれ仕入れてる物がおかしいんじゃない？何仕入れてんの？」
A「まずマスクでしょ」
B「時期逃してる感じはあるけどまだ少しは売れそうだけどね」
A「タイガーマスクが9枚、ミル・マスカラスが10枚、ストロングマシーンが10枚残ってんだけどお前買わない？」
B「そっちのマスクかよ！覆面レスラーしか買わねえよ！そんでタイガーマスクは1枚売れたのかよ！？」
A「チケットもあるよ」
B「あー、ファンからすると予約できなくて悔しいんだよそれ」
A「今度の新日のチケットあげようか？売れないから親戚とかに配ってんだよ」
B「またプロレスかよ！ただのプロレス関係者みたいになってんじゃねえか」
A「あとはランドセルかなー」
B「え？ランドセルなんて転売で買う人いるの？」
A「それが全然売れないからさー、ちびっこハウスっていう孤児院に全部寄付してきたよ」
B「え、すごいじゃん。新聞とかに乗っちゃうんじゃないの？」
A「いや恥ずかしいからタイガーマスク被って行ったわ」
B「転売ヤーじゃなくてタイガーマスク運動じゃねえか！もういいわ！」
A・B「ありがとうございましたー」
